2014年4月22日火曜日

ゴルフⅣ ドイツ人とデザイン感覚

ドイツ人のデザイン感覚はどうなっているんだろうと思うことがある。もちろん悪い意味でである。
はっきり言って、ドイツ人の造形に関する感覚はダメダメという感じが強い。なにかごてごてとしてあか抜けないのである。VW車はもちろん、ベンツもBMWもアウディも同様である。簡素で可愛らしかったminiが、ドイツ人にかかるとどう変化したかを見ると、ドイツ人の造形感覚がわかる。
ドイツ人に美を作り出せるとするなら、機能美という美であろう。

造形という点で優れているのは、イタリア人である。彼らはどうしてあんなに官能的な美しさを生み出せるのだろう。
ただ美しいのではない。豪華で、結構きつい色づかいをしながら、下品に陥らず(というかやや下品なにおいを隠し味として使いながら)、車の外観と内装をセンス良くまとめている。他の民族の及ばない分野である。ラテン系の民族からすぐれた彫刻家が輩出することも、彼らの持つ独特の感覚が関係していると考えられる。

※一時、フェラーリに日本人デザイナーが登用されたことがある。彼が担当したという車を見たが、何にも似てないものをつくろうとする意欲は感じさせるものの、なんともあか抜けないものであった。フェラーリにとって最も大切な官能的な美しさのない、美的才能の無さを如実に感じさせるデザインでしかなかった。日本のマスコミは「フェラーリ在籍」というだけで、持ち上げているわけだが、デザイナーとしては、最も大切な「センス」が無い人である。

しかし、ゴルフⅣもこうやってみると、悪くない。一種の「かたまり」感というのか、全体としてのまとまりと存在感は感じるデザインである。初代のジウジアーロが確立した形が良かったことと、そのデザインの流れが、まだわずかに残っているためであろう。

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