2015年5月28日木曜日

無神論者とはなにか イスラム風刺と表現の自由


フランスの出版会社が、イスラム教をおちょくる風刺画を掲載したため、報復され、またそれに対して表現の自由を守れと、ヨーロッパが盛り上がっているとか何とか。

日本人にとっては、何やら違和感を感じる流れである。

どこに違和感を感じるかというと、日本人の基本的感覚として、人が大切に、神聖にしているものは、自分はそう感じなくとも尊重するいう感覚がある。

あの風刺画にはそういう感覚は全く感じられず、あのアラーをおちょくる風刺画は、風刺というより下品で、便所の落書きに近い物である。ウィットもユーモアも感じない。

あれでは、イスラム教徒は激怒するのも当然だし、ヨーロッパが騒ぐような「表現の自由」とは別次元の問題である。

アマオケ  チェロ団員の独り言(一部放言)

練習中は、だいたい楽譜を追うのに精一杯ではあるのだが、時には、こんな事を考えている時がある。最近のことも、20年以上前の事も混じっています。

①最近は、若い人が増えたなあ。指が軽やかに回るよなあ。うらやましいなあ。でもインでひく××君、ピチカートの時は、もう少し弓を立ててくれい。弓で、顔をつつかれそうで怖いよーーー。

②後ろで見ていると、結構1プル 2プル 3プルともボーイングがばらばらだよ。本番まで2週間なのに・・。どれが正しいんだ。練習前に、1プルのを写したのでこれで間違いないよね(漠然とした不安)。

2015年5月17日日曜日

クレモナの楽器 虚構と真実② 古い楽器と歳月による選別

弦楽器には「古楽器信仰」というようなものがある。
いわく
○古い楽器は特有の音色「シルバートーン」があり、新しい楽器にはこの音は出ない。これは長い間に、木材が変化したためであり、そのため
 ○現在の楽器はいまだに、クレモナの古い名器を超えられない。


私は、これらのすべてとは言わないが、その多くは「伝説」だと思う。理由は クレモナの名器 虚構と真実①参照してください。

なぜこのような古楽器信仰ができあがったのだろう。

古い楽器をひかせてもらうと、確かに個性的な音がしたり、よい音色を出す楽器が多いのは事実である。そのため、古い楽器を探し求める人が出てくるのはわかる。
しかし、これは歳月による選別の結果と考えている。