2014年9月29日月曜日

久しぶりの練習 チェロアンサンブルへの参加

6月に、チェアンサンブルというのに参加しませんかという案内を、交響楽団チェロトップのYさんからいただいた。

心身の不調から交響楽団を辞めて、もう2年近くになる。
決して調子が上がっているわけではないが、聞くと県内のチェロを弾く人に声をかけて、1ヶ月に一回程度集まり、練習をしたいと言うことなので、これなら何とか行けるかも知れないと思い、参加させてもらうことにした。

こうして声をかけてもらえることだけでも、ありがたいことである。

6月の最初の会の時は、交響楽団の人や学生さん等10人程度が集まっていた。7、8月は仕事の関係で参加できず、先日、9月の会に行ってきた。

時間10分前に会場に到着、とYさん一人だけが、ぽつんと・・。
こんな感じ

悪い予感が・・。

その後、時間になっても来たのは、この会の発起人でもあるA先生だけ。

で、それでは三人で始めましょうかとなったわけだが、

プロであるA先生、チェロトップのYさん、と2年ほどほとんど楽器を触っていない私という組合せは、なんとも具合が悪いではないか・・。

しかも、楽譜は初見

2014年9月28日日曜日

チェロという楽器 松脂再生方法① 真っ二つに割れた場合

私は、松脂をエンピツ、消しゴム、小型のエンピツ削り、チューナー、コンポジション(ペグの滑り止め)などをまとめて小さな袋に入れて、持ち歩いている。時々、その袋を落とすのだが、悪くするとその時松脂を割ってしまうことがある。今日は久しぶりに、チェロアンサンブルに誘っていただいたので、楽器を持って出たのだが、楽器をしまう時に落としてしまい、案の定、松脂を真っ二つに割ってしまった。

2014年9月16日火曜日

チェロという楽器 松脂のお話

これも定番の松脂についてのお話である。
今まで、使っていた松脂を並べてみた。


松脂という物を、最後まで使い切ったことがないということがわかる。他の方はどうなんだろう。
毎年、新しい銘柄が出るので使ってみたくなるということまあるのだが、2年近く使っていると、何というのかなあ、「潤い」というのが感じられなくなるのも、新しい松脂を買う原因となっている。何かの成分が抜けてしまうのでしょうか。

結局、結構長期間、Bernardelを可も不可もない感じで使っていた。(写真にも二つ写っていますね。行儀の悪い使い方をして真ん中に筋状のヘコミができてしまったので、新しい物を買った次第)、

少し緊張して弦への圧力が弱まると、キシキシとした音がするのが気になっていたので、最近はMelosのDarkを使うように・・。

 

2014年9月10日水曜日

チェロという楽器  弦のお話


こういうブログでは定番の、弦についての話を書いてみます。
 

いろいろな種類の弦が次々と販売される時代となりました。
新しい弦を張る時は、結構わくわくするのですが、大抵「こんなものかな」で終わることも多いです。それでも諦めきれず、しばらく使ってみるが、結局もとに戻してしまうこともしばしばです。

ただ、手軽に音色がかわるので、また新たな弦を注文してしまう。結果、使わなくなった弦がたまっていくこととなる。それも主にA線ばかりが・・・。

弦の組合せは、本当に難しいです。
日本では、一応の定番(ラーセンとスピロコアの組み合わせ等)はありますが、他の方のブログを見させていただいても、百花繚乱という感じで、様々な弦が推奨されている。どれが正しいのか、正解は無いというか、人によって正解は違うと感じます。

理由は下記のようなことがあるからでしょう。

①人によって音色の好みが違うこと。そのため評判の良い弦が自分の好みに合うとは限らない。
②弦は楽器との相性があり、人の楽器で艶っぽく聞こえた弦も、自分の楽器に張ると神経質な細い音になってしまうような場合がある。人の楽器と同じような響きを自分の楽器でも得られる保障はない。
③楽器は経年変化で音色が変わる時があります。また自分の好みの音色も年齢によって変化します。そのため今まで良いと思っていた弦の組み合わせが、自分の好みや楽器に合わなくなってしまうことがある。
④AD 線を替えると、GC線の鳴りも変化します。反対にGC線はAD線の鳴りに影響します。
⑤当日はなんてこともない音色だった弦が、三日経って弾くと、なかなか良い音に変化している時もある。
⑥四弦とも張り替えると、駒を立て直す手間が加わる場合がありますが、駒と楽器の接触面が安定するのに数日かかるような感じがします。弦の本当の鳴りは、この場合も少し待たないとわかりません。

おまけに、現在は多種多様な弦が販売されており、しかもそれぞれに強、普通、弱の弦が設定されているという、何とも手間がかかり、はまり出すときりがない世界ですね。


結局、弦の組み合わせは、人の意見を参考にしながらも、自分が納得するまで試行錯誤を繰り返すしかないという、ある意味、身も蓋もない結論になってしまいます。
ただ弦を換えると、変化はだいたいその瞬間にわかるので、試行錯誤自体楽しみでもあります。まあお金が続けばですが。


私の好みで、私の楽器でという限定で、弦について書いてみます。

現在使用中の楽器で、一番良かった組み合わせは

やや派手目で軽々と鳴る組み合わせなら
 (楽器も私も若かった時です)
  A線 ラーセン(ソリスト) 
  D線 ラーセン(ソリスト) 
  G線 スピロコア(タングステン Weich) ←Mittelではありません
 C線 スピロコア(タングステン Weich) ←    〃

濁音系でやや渋い感じで鳴る組み合わせなら
 (楽器は中年、私は初老かなあ)
 A線 パッシオーネ
 D線 エヴァピラッィ ゴールド 
 G線 ラーセン マグナコア
 C線  スピロコア(タングステン Weich) です。

濁音系ならガット弦もいいのでしょうが、私は使いません。
オーケストラなどに入っていると、音合わせなど管理が大変ということ(私は音合わせにもの凄く神経質です・・。あんなに音程が不正確なのに・・)、寿命が短いこと、またオケのなかで音が埋もれやすく、自分の音がとらえらきれないこと(まあオケ全体が大音量の時はスチール弦でもなにも聞こえませんが・・。)、また特に「演奏中に切れたら」という不安が去らない(学生の時のトラウマ)ということなどが理由です。

また、あまりにキラキラと響く派手な感じの音は好まないので、文中に書いてある派手目と言う言葉は、割り引いてとらえてください。


以下、私の弦の遍歴をだらだらと書いてみます。