世のアマチェリストの方は、弓毛の交換はどれくらいでされているのだろう。
楽器屋さんのネットでの記述から拾ってみた。
「毛が多く切れてしまい少なくなってしまった時、弦に対して引っ掛かりが無くなり滑るような感じがする時は、交換時と考えます。アマチュアの方ですと、一年に1回~2回が理想です。」
「アマチュアの方、最低年二回の毛替えをお勧めします。」
「音大生、オケメンバー、熱心なアマチュアバイオリニスト、もしくはナイロン絃をつかう方は3ヶ月毎に毛替えが必要です。」
なんと、どうも半年に一度は普通で、熱心に練習される方は三ヶ月に一度の交換が必要らしい。
えっと、私はですね。いつ交換したんだっけ?
楽器の修理歴や弓毛の交換については記録に残してあるので調べたら
2009年9月 でした。
もう6年5ヶ月経過です。でも、特に支障は感じないなあ。(←何を言ってるんだという感じですね)
今までも何となく、毛が切れて少なくなったなと感じた時か、気分を変えたい時に交換しているだけである。
そういえば、年を取って、圧が弱くなったせいか、練習しないせいか(=こっちが真実だな)、滅多に毛が切れることもなくなったなあ。それであまり交換の必要性を感じないのかも知れません。
またよく使っていると、毛の表面が摩耗して、引っかかりが悪くなり滑るような感じがすると書いてあるが、毛を交換して
「おお、音がよくなったぞ」
「弦をしっかりつかむようになったぞ」
なんて感激したことなんぞ、一度もないんですけど。
大体、毛替え直後は、使用時にいやになるほど松脂をすり込み、「やっと音が鳴るようになった」という感じしか覚えていない。
確かに、しばらくして落ち着けば、少し違いを感じますが・・。
ようするに、ろくに練習していないということを告白しているだけのような気もしますが、普通のアマで、半年に一度交換される人は、よほど毎日、熱心に打ち込んでおられる人だと思う。
こういう記述は、楽器屋さん側の意図をどうしても感じてしまう。カー用品のお店で見る「オイル交換は3,000㎞毎がおすすめです」という垂れ幕と同じですね。
普通のアマなら、よっぽど練習している人でも、あまり毛を切る人でなければ、2年に一度ぐらいでも十分じゃないかと思いますが・・・。どうでしょうか。
弦の方の交換時期については、楽器屋さんも明確には書いてない。音が悪くなるのでそれまでには交換しましょうという感じかな。
アマの方は、
①鳴りが悪くなってきたと感じた時に交換
②期限を決めて交換
・3ヶ月に一度
・半年に一度
・1年に一度等
③本番の前、ある程度の時間をおいて交換
という人に分かれるようである。
これも、私はですね。
・基本的に交換しない
・切れた弦だけを張り替える
・音色を変えたくなったら交換する
ですね。
若い時は音色を変えたくて、結構、頻繁に張り替えていたが、中年以降、ある程度、満足できる組み合わせが決まると、あまり交換しなくなった。
今の弦は、
A線は2年4ヶ月 D線は8ヶ月 G線は2年4ヶ月の使用で
C線のスビロコア君は、5年3ヶ月のキャリアを誇っております。
でも、弦が劣化するのは事実で、張り替えると音は見違える(聞き違えるというのが本当か?)ように響きますので、定期的に張り替えてあげるのがいいんですが・・。また最近は、いろいろな弦が開発され紹介されるので、何となく誘惑に駆られる。
ただ年金生活者にはつらいなあ。C線なんか万札が飛んでいきますもんね。
全く同感です。
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