2021年6月15日火曜日

ゴルフⅦの盗難防止用ラグボルトを見て、壊れるんじゃないと心配する件

主にご自分でタイヤは替えるという人向けの記事になりますかね。

ゴルフⅣには、既に盗難防止用のボルト(ロックボルト)がついていました。今から20年以上前の話ですから、さすがヨーロッパは(悪い意味でも)先進的な地域ですね。

タイヤ交換の時は、先端の曲がった針金でプラスティック製のボルトカバーを取り、ロックボルトにアダプターを付けてはずします。今のゴルフⅦ君と同じですね。

当時の私は、若かったこともあり「ヨーロッパではこんな車のタイヤホイールも盗まれるのか。大変だな」と素直に思っていました。

結構、アダプターを噛ませてボルトを回すのは手間で、またプラスティックのカバーを計20個外したり、かぶせたりするのも邪魔くさいものです。それでカバーのほうは最初の年の冬、スダットレスに交換した時にはずしたまま、何もかぶせることなく18年間乗っていました。先日、戸棚を見てみたらカバーは新品同様に残っていて「ゴルフⅦにも合うんじゃないの」とはめてみたら、ぴったりあいました。ボルトの形状が全く変わってないんですね。

 

「日本じゃロックボルトなんていらないんじゃ」と思いながら18年間たちましたが、ほとんど溝の無い黄色い帽子製の安いピレリタイヤをはいた18年経過したホイールを、盗みたい人がいたら、ゴルフⅣにもそんな付加価値が付いてきたかと喜ぶところですが、まあそんなことは無いですよねえ。

ネットの画像なのでそのままあげました
ネットの画像なのでそのままあげました
さて、ゴルフⅦ君にもロックボルトがついています。Ⅳと違うのは、ロックボルトの中の形状がギザギザした単純なものだったのが、花びらのような複雑な形状になったことぐらいです。

実はこれを見て少し考え込んでしまいました。

「これ、大丈夫なのか?」

もちろん、盗難防止面での不安ではありません。この花びらのような突起部分だけが噛んで回すんですよね。ちょっとボルトの凹面に砂利が入っただけでちゃんとかみ合わないように思います。また少し無理に回すと壊れるんじゃないか・・という不安です。

 

調べてみると、やはり壊れるんですね。回すこともできないので、修理工場に持ち込まれています。

修理工場でのホームページには「アダプターがなくても、右の写真のようになっても大丈夫、きれいに外れます」

きれいにはがれて
きれいに剥がれて

と頼もしい言葉が書かれています。結局、道具があれば外れるんですね。ロックボルトは取られるまでの時間を稼ぐものでしょうから、それでいいんでしょうが。

その他、無理にはずそうとすると壊れるようになっているからこそ、ロックボルトとしての役割を果たすんですという言葉もありますが、素人としてはこれはあまり素直にうなずけないところもありますね。

こちらに残る










私のように自分で交換する人間は、こうなると困るので、今回は新しく純正のラグボルトを4本買って、ロックボルトは使わないことといたしました。 

ヤフオクで中古品をと思いましたが、ロックボルト4本の出品は多いのですが(たぶん私と同じ考えで、こちらは処分しようという方ですかね)、普通のボルトの出品は少ないです。あってもきれいではないので、高いですが新品を買いました。

ところでVWの車は、たぶんすべての車種でロックボルトがついています。ところが最近、BMWに乗る人から「おれのには付いとらんなあ。一つ前の型にはついていたんだが」という言葉を聞きました。どうもベンツにも付いていない車があるようです。

ええ、そうなんですか?

欧州車には全部ついてるのかと思っていた。

ちょっと調べてみると、ゴルフⅦでも、国ごとに付いてたり付かなかったりするようです。各国のディラーの考え方次第のような感じ。

JVWは、必要性の有無というより、高級なイメージで車を売ってきた流れの中で、当然のごとくつけているという感じがします。ベンツやBMWは現地の状況と車のクラスを考えて「このクラスでは、基本的に日本ではロックボルトは必要ない、必要と思う人は個人的につけなさい」という判断なんでしょうか。

確かに平和な日本でも、新車の時や新品のタイヤを付けた時は、不安を感じるようになってはいます。ただ、お金の欲しい人は、ちまちまと4本のタイヤホイールを結構な手間をかけて盗むより、車ごと高級車を盗むか、ガラスを割って車上狙いをするんじゃないかという感じはしますが。

 まあ、これに関しては、JVWの判断を支持はしますけどね。

 


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