2020年6月30日火曜日

ゴルフ7の感想 その2 運転してみると 

運転しての感想です。

ネットで評論家が書く評価を念頭おいて書いてみます

 

乗り心地と静粛性   

運転してみると、まぎれもなくこの車はvw社の一員であることがすぐにわかります。  VW社には、車はこう走らせ、曲がり、止まらせるものだという確固たる考えが一貫してあるんですね。   

そのため乗り換えても、違和感はありません。
「ああ自分はゴルフにのっている」と再認識するだけです。
まあ大したもんですね。


(1)「一つ上のクラスの素晴らしい乗り心地」という評価について

従来のゴルフの乗り心地は「固めで、こつこつと段差を拾う」が「強靭な足」で、そのあとに「高速では(見違えるような)直進安定性を見せる」と付け加えられるのが、歴代のゴルフの評価でした。

ゴルフ7も基本、従来の車と同じです。
何かすごくフラットな乗り心地になったのかと思うと間違います。
ただ、こつこつとした感じが丸められており、若干、乗り心地は良くなっていると感じるのは事実です。しかし「素晴しい」は言いすぎでしょう。いつものゴルフ君を少し洗練させた乗り味と考えてください。

またこの車はブリジストンのタイヤがついています。製造年からみて前のオーナーが替えたのでしょう。これをピレリあたりにすれば、もう少しコツコツとした乗り心地になるでしょう。

(2)向上した静粛性という評価

静粛性は、私が乗ってきた2→4→7との順で、確かに向上しています。7は歴代のゴルフで最も静かな車です。

ホーンを鳴らすと、以前の車より遠くで鳴っている感じがしますので、確かに遮音に気を使って製作したことがわかります。

しかし、「静かさ」はすぐに慣れてしまいます。
すると案外、タイヤ音などの走行音が聞こえるのがわかります。
エンジン音は普通に運転していると、例のDSGが2000回転ぐらいでギヤチェンジしてしまうので、なんか低い音でウンウン唸っているような感じで、ほとんど気になりませんが、これもきっちり回してやると結構な音がします。

そのため「タイヤ音などが気になる」という評価もあるようです。

そもそも、VW社の技術者は「室内の静かな車」=「良い車」とは、思っておらず、昔から「必要な音は聞こえるべきだ」と考えている感じがします。

私も、これに賛成です。走行音は様々な状況を運転者に伝えてくれます。それが運転する面白さにつながるように思います。
かと言って、もうゴルフⅡのように、騒音に満ちた車はのりたくないですが。

(3)「ゴルフ7は、コストカットがひどい車」という評価
いま世に出される車はコストカットが徹底してなされるのは、あたりまえのように思います。

フェラーリあたりがコストカットに狂奔しだしたら問題ですが、本国では1リッターのNAエンジンまで載せている大衆車であるゴルフ君に何を期待しているんでしょう。  

ただト〇タ車を見ていると「これで強度が保てるのは理解するが、こんな方法は技術者として許せるの?」という部分が結構あります。
 

見る人が見るとゴルフ君もそういう部分が増えているのでしょうか。わたしのような素人にはわかりかねる部分です。


しかし、まだ4万キロ程度の車にしては、走行中、室内や足回りから何やらコトコトカタカタ音がするのは事実です。また大きめの雨粒がルーフにあたると、バンバンと結構な音がします。ゴルフ4君はそういう音は出さなかったなあ。

こういうとこはコストカットの影響なのかなあ。

その他、エンジンが官能的でないとか、乗り味が今一歩おもしろくないとかいう声もあります。
確かにそうなんですが、そこまでゴルフ君にもとめるなら、GTI君か、他の車を選択されればいいんじゃないでしょうか。

加速させてみると、案外よく回り、ゴルフ君のエンジン特有のもっさりとした感じはなくなっています。ただし、あくまで1.4リッターの車です。高速道路でも、軽快に走りますが力強さはあまり感じません。あくまで1.4リッターの車ですので、過度な期待は禁物ですね。

体が大きくなった割に、よく曲がり、よく止まる奴です。ハンドルも日本車並みに軽くなって、運転が楽になっていますよ。

まあ、あいかわらず真面目な学級委員長という印象はかわりませんが。

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