2015年6月3日水曜日

第29回 定期演奏会 終了

定演、無事終了
団員の皆様、お疲れ様でした。
最後には、まとまりがみられ、よい終わり方だったと思います。

曲目は、 ラヴェルのLa Valseとピアノ協奏曲、ベートーベンの第三でしたが、
私は実質的には4月からの参加でしたので、La Valseは、ボーイングをあわせるので精一杯で、悔いの残る演奏会ではありました。(ピアノ協奏曲は降り番、第三は以前やったことがあるのでなんとか)

感想を少し


 ・チェロは、4ブルト半編成で、一番後ろの5プルトout(inはいない)でひいたが、ここでひくと、曲がゆがんで聞こえ、とても合わせにくいことがわかった。これは、各楽器から距離が不均衡であるため、音の伝わる速度が違うことや、練習では聞こえていた他の楽器の音が聞きにくい(特にヴァイオリン、コントラバスも隣にいるのに聞こえない)ためであろう。後ろのプルトならではの難しさを感じました。
・ La Valseは、最初はとっつきにくいなあと思っていたが、やはりいい曲ですね。でも最後の熱狂というより狂乱といった感じが出せたでしょうか。you tubeでみても、案外、あっさりした感じで終わっている演奏も多い。曲の最後に見られるラヴェルの「狂気」を表現するのは案外、難しい。最後はPressez Jusqu'a la finという指定だが、そこで上滑った感じになりやすい。ズービンメータの演奏を聞いたが、彼は最後まであまり速くしていない。一定のリズムを最後まできざみながら、盛り上がっていく様子は、鬼気迫る感じがある。
そう、最後にどんどん速くなっていくのは常識人の熱狂である。狂気は、日常的な一定のリズムを刻みながらも、なお日常とは違う、ただよってくる違和感が狂気なのである。

まあ、そこまではいかなくても、最後、盛り上がって聞こえていたら幸いである。

今度は、年末に第九、来年の定演はマーラー五番(←♯と♭だらけだ。できるのかね。まず譜面がよめんぞ。)と大曲が控えている。今から準備しないとね。 

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