2021年10月1日金曜日

思い出の車たち1 オースター

年寄りの思い出話です。

もし興味がありましたら読んでください。

私が初めて買った車です。

オースターと言いますが、その当時でも売れない車で、覚えておられる方は少ないでしょう。

バイオレット、オースター、スタンザの三姉妹車というと、一つぐらいの車名は記憶があるいう方も、おられるかもしれません。
白のハッチバック(マルチクーペと言います)で、今見ても、なかなかカッコよろしいなと思うんですが、どうですか。

 

当時、日産の1.6リッターエンジンはL型と言って、なかなか軽く回る気持ちの良いエンジンでした。当然、この車もL型だろうと思って買ったら、なんとZ型に変わっていました。当時の排ガス規制に痛めつけられたエンジンで、プラグが1気筒当たり2つ付いているやつですね。

まあ、回らない。ふけが悪いエンジンだったなあ。また故障も多く、突然動かなくなること2回、ガスケットも2回ほど吹けて、そのたびに水蒸気を噴き出したり、さらにプラグ交換すると、8つも交換するという恐ろしいエンジンでした。

ただ、当時、日産は姉妹車のバイオレットでラリーに参加していた関係か、この車にはLSDがついており(覚せい剤ではありませぬ😊)、私の腕では、まあ曲がりにくい車でしたが、雪道では走破性のよい車で、スタックはほとんど記憶がありません。そこは美点かなあ。


しかし、 このころから日産は、迷走し始めます。(それまでも迷走というか、確固たる車づくりの信念みたいなのは無かったんでしょうが)。次期のオースターは、簡素なスタイルを捨て、なにやらごてごてした車になってしまいます。

当時の車は、2年か4年で乗り換えるのが普通でした。販売戦略もあったのでしょうが、モデルチェンジのサイクルも早く、また長く乗ろうと思っても、車体自体が腐食し始め、持たないということもありました。

ところがモデルチェンジした車に期待をして乗っても、それほど中身は進歩しているわけではない。モデルチェンジしたからと言っても、車は向上、進化するものではないんだと教えてくれたのは日産でした。まあ、当時の日産の整備工場もやる気があるのやら、ないのやらで、雰囲気としては、今の少したちの良くない町工場に毛が生えた程度のもんで,そんなどんよりした雰囲気も嫌でしたね。

全体に突発的に良い車を出すが、継続性がないというのが日産の印象でした。(今もかな?)

そんなことを経験するうちに、少し高くてもいいから、よい車に長く乗りたいと思うようになったんですね。

でも、それでゴルフばかり(Ⅱ→Ⅳ→Ⅶ)、32年も乗るようになるとは思わなかったなあ。 



 

 

 

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