これは、ゴルフⅡでも同様でした。
理由は、「ドイツの制限速度がそうなっているから、目安として赤くなっている」というのが一般的で、なんとなく納得するようなしないような、なかには「それが推奨速度だから」というのもあります。
「30㎞って遅くないか?」
「あのスピード大好きなドイツ人が、50㎞で我慢してるのか。日本でさえ60㎞なのに」
「あのドイツ人が推奨速度などという曖昧な概念を受け入れるのか」
など、疑問が去らなかった。
いつごろから、どんな理由でこうなったのでしょう。
ドイツ車の原点ともいえる、空冷ビートルを調べてみました。

これはビートルには回転計が無かったので、1速のギヤは15㎞で、2速は30㎞を超えたぐらいで次のギヤにいれなさいという指示ですね。
日本人には速度計の赤色は違和感がありますが、たぶん、最初からこうなっていたので、ドイツ人にはこれが普通なんですね。

かなり昔から赤いんですね。
ビートルには結局、回転計は付かなかったと思いますが、昔の人は感覚でギヤチェンジしていたんですね。そういえば初期のカローラにも回転計はなかったですね。
その後、30㎞も赤くなり、現在まで続いているということになります。
それでは本題の赤い理由を述べてみます。
基本的にドイツの道路(というか土地の区分)は次の四種類に分類されているようです
①住宅地 ②市街地 ③郊外 ④高速道路
そしてそれに応じて制限速度が決まっています。

①住宅地・・・30㎞制限
住宅地に入るところと出るところには
右のような標識があります。


②市街地・・・50㎞制限

標識があります。
③郊外・・・100㎞制限

「郊外の自動車専用道路が100㎞」と書いてある場合もありますが、右のような道路も郊外の100㎞制限らしいです。
きれいな道ですね。こんなところを運転したら気持ちいいでしょうね。

ちなみに、このような峠の車線も無い道も、100㎞が制限速度らしいです。
この状況で100㎞出す人はいないでしょうが・・。
結局、ドイツでは制限速度がエリア別に決められているため、自分がどこのエリアを走っているのか、標識等も整備されているため、常に意識できること。
そして取り締まりもよくおこなわれているため、そこに入れば自ずと50㎞、30㎞で走るというのは、ドイツ人の身についた常識的感覚となっていること。
そしてスピードメーターに赤で注意する点を喚起することが昔から伝統としてあり、近年では、その常識的な感覚を赤色で示すようになった・・ということらしいです。
日本では、「エリアに入る」という感覚がありません。そのため制限速度は標識に頼ることになります。日本では、市街地は40㎞や30㎞、そして家々が散在していると50㎞になります。その他、速度を出しやすい道でも、近くに小学校があったりすると速度規制がかかります。そのため、いつも標識を確認しながら運転することになります。5㎞ぐらい走る間に、速度制限が40㎞ 50㎞ 60㎞と変化するとはまれではありません。
日本は、道路の状況をよく考えながら、細かく指定していくやり方と言えそうです。
ドイツ人の方が合理的と言えばそうなのだが、市街地が入り乱れ、人口密度も高く、高低差がある複雑な地形をもつ日本では、そこまできれいなエリア分割ができないのだろうとも思います。
こんにちは 私もゴルフ42004年式 GTI に乗っている いい歳の親父です
返信削除ゴルフ GTI の検索でこちらを 訪れました
不思議とこの車ってゴルフ君って呼んでしまうんですよね いろいろ故障もありますが もうちょっと乗ってあげようかなと思ってます
ゴルフくんがいじけないために(笑)
書き込みありがとうございます。
返信削除私の市では、ゴルフⅣ自体、滅多に見かけなくなりましたが、ヤフオクなどを見ていると、部品が落札されてますので、まだまだ大事に乗っておられる方はいるんだなあと思っていましたが、同じGTIに乗っておられる方から書いていただき、何故かほっとしたりしています。
私のゴルフ君は、今年の冬は大雪でしたので12月下旬~3月の初旬の間、駐車場から一歩も出ることはありませんでした。動かすとパンパー付近の部品が外れたりしますからね。
春になったので、少し動かしています。もっと乗ってはやりたいんですけどね。