2018年2月9日金曜日

チェロ 音合わせの話①

チェロの音合わせはどうしておられますか。

大抵は、
①チューナーでA線を合わせる。
②重音でAD線を合わせる。
③ 〃  DG線を合わせる。
④ 〃  GC線を合わせる。(「C線は高めに」とかね)
⑤もう一度チューナーでA線を確認する。くるっていたらもう一度繰り返し。
という感じだと思います。

またハーモニクスを併用される方もおられるでしょう。
なかにはえらく高い位置のハーモニクスで確認される人もおられますね。


一人で練習する時はいいのですが、リハーサルや練習の休憩時などに音を合わせようとすると大変です。

金管の切り裂くような音や打楽器の打撃音、その他、いろいろな音が乱れ飛ぶ空間では、チューナーはチェロの音を拾ってくれません。
重音の歪みも私の耳では拾えません。

ではどうするか。

①静かなところへ移動して、音を合わせる 。
②チューナーにマイクを付け、駒に装着し、全部の開放弦を合わせてしまう (開き直り)

のどちらかになってしまいます。

①の欠点は、静かな場所はステージ裏ならまだしも、廊下などでは、気温差がありすぎて(特に夏冬)、いざ演奏し始めるとアレアレという時があります。

②はねえ、いかんですよねー。まあHzが出るチューナーなら、合わせようもありますが。

練習の時などはいいですが(なにがいいんだ?)、 本番の時の音合わせは、しっかり合わせておきたいので苦労するところです。



「本番前には、出の直前にステージ裏でパートごとに音合わせするでしょう?」
確かに、パートリーダーがA線の音をくれますね。
私は昔からそれが苦手です。様々な音がする中で、しかも薄暗い中できちんと音合わせすることができません。
確認はしますが、それできちんと全弦合わせる自信がありません。

「演奏の直前にオーボエから音をもらうだろう」

いやいや
「G線とC線 ハモらねーーー」 と一人もたもたし
1000人の観衆の「この人、何してんだろ」という視線と(まあ1000人、入るのはまれですが)全団員の「何もたもたしてやがんだ、アマオケの音合わせはセレモニーだろ」という視線をあびる勇気はありません。



本番は、練習が終わり観客が入るちょっと前、ステージにも観客席にも、だれもいなくて「しーん」としている時がありますね。私はその時間の雰囲気が好きです。何か心が落ち着きます。
その時にステージ上で合わせて、楽器をステージ裏に持っていくようにしています。
たぶんこれで大丈夫です?

オケでの音合わせの苦労話でした。













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