2015年5月28日木曜日

アマオケ  チェロ団員の独り言(一部放言)

練習中は、だいたい楽譜を追うのに精一杯ではあるのだが、時には、こんな事を考えている時がある。最近のことも、20年以上前の事も混じっています。

①最近は、若い人が増えたなあ。指が軽やかに回るよなあ。うらやましいなあ。でもインでひく××君、ピチカートの時は、もう少し弓を立ててくれい。弓で、顔をつつかれそうで怖いよーーー。

②後ろで見ていると、結構1プル 2プル 3プルともボーイングがばらばらだよ。本番まで2週間なのに・・。どれが正しいんだ。練習前に、1プルのを写したのでこれで間違いないよね(漠然とした不安)。



③今回のボーイング、原則にとらわれすぎて結局、収拾がつかなくなっているじゃないか。そして、全体的になんかこてこてして、田舎くさいんだよなあ。指揮者の音楽的な構想もあるので仕方ありませんが、コンマスさんやトップの方々、うちの楽団の力量も考えて頼みますよ。それにヴァイオリン、ビオラとチェロ、コンバスのボーイング感覚の違い、特にアップの感覚の違いって、わかっていますか?
 (弦楽器奏者は、大学生でオケを始めた人が多いが、東京の大学オケと地方の大学オケ出身者では、ボーイングの感覚に違いがあるように感じる。一般に地方のオケは、何か「原則主義」という感じで、ボーイングの原則にとらわれすぎて、結局、芸術性がそこなわれるか、もしくは不自然なボーイングになってしまうような、全体的に、堅いというか、あか抜けない感じがある。東京の学生オケは、原則は守るのだが、後は曲想にあわせ、無理はしないところがあり、感覚も良い。今でも学生時代の楽譜を見返して、ああ、いい感じだよねと思う時が多い。
一種の偏見を伴った見方ととらえられかねないので、書くべきかどうか迷った内容だが、現在はともかく、過去にはクラッシック文化の浸透度というものが、都市部と地方では明確に違いがあったことは事実だと思う。)
でも、Aさん、コンマスが「ここはアップから出てください」と言った瞬間「ええーーー」と声を出すのは止めましょうね。気持ちはわかりますが。ちなみに、Aさんも大学は違うが、私と同様、お茶ノ水近くの大学出身である。

④ヴァイオリンがここまで来て、チェロは入るんだよな。うわあ、ヴァイオリン軍団、何やらそろっていないぞ。ワヤワヤワヤ モコモコモコとした感じで迫ってくる。こんな場合は、指揮者に合わせるんだよね。うわ、案の定、チェロの出もバラバラだあ。

⑤この曲は、金管さん、元気だね。パッパカパアア・・か。 ブラスの響きもいいもんだね。でも、これ弦楽器はいらなくね・・。いくら頑張ってひいても、聞こえんわなあ。
(でも、ちゃんと弾いてますよ。ただ多くの場合、金管に対抗しようとして弾き方が乱暴になりがちなので注意が必要 またこういう曲は、弦楽器は管楽器の伴奏というポジションになりがちですが、結構えらく難しい場合も多い。管楽器さん、この弦楽器のへたくそめという冷たい目でみるのはやめましょうね 反対に、弦楽器の皆様、管楽器がとちった時、「あーーあ」といった感じで露骨に顔をしかめるのもありがちな風景ですが、これも雰囲気が悪くなるもとですよね。)

⑥また指揮者と、コンマスがなにか話してるぞ。きっとボーイングの変更だな。本番一週間前に変更ってなんだよ。せっかく、このへんてこな(失礼)ボーイングに慣れたのに、そんな簡単に変更なんかきかんぞ。後ろのプルトでひいている人の技量をもう少し考えてください。
(めずらしくはない風景です。で、修正がきかず本番では案の定、間違うパターンも多いです。年を取ると、体に染み込ませるまでに時間がかかるということは、若い人にはわからんだろうなあ。こんな簡単な変更が何故できないんだと思うんだろうね。)

⑦なんで、この指揮者は、練習の最初から最後まで、小難しい顔して、なんもしゃべらんのだ。本人は、カリスマをきどっているのかもしれんが、一流の指揮者ならかろうじてありだが、君程度ならただの変人だよ。
(今回の定演の指揮者ではありません。何年か前の方です。ただ、この人が振ったときの楽譜の書き込みを見ると基本的には、真面目な人ではあったんだろうと思います。でも音楽をやっているという楽しさは感じない人だったな。この人ではありませんが、仕上がりが悪く、団員を罵倒する指揮者もいました。こういう人はアマオケの指揮者としてはもちろんですが、社会人としてもだめですね)

⑧後ろで音をはずしても、前の方、俺はわかっているぞという感じで、後ろを振り返る(意識する?)ようなふりをするのはやめましょうや。お互い様じゃないですか。どんなに自分はうまいという自覚があるのか知りませんが、所詮、アマじゃないですか。ドングリの背比べですよ。
(チェロパートじゃないですよ。ここは紳士ばかりですから。それに、これは学生オケの時の癖じゃないかと思います。新入生たちは自分がリズムや音程をはずしてもわからない場合があるので、そういう時に先輩は体で教えるという癖がつきますよね。学生オケの「できない」は「わからないからできない」ですが、社会人オケの「できない」は、多くの場合「わかっているんだけど、できない」なので、そこであまりに露骨にトップの人がこれをやると、「わかってるさ」と癇にさわって、上記のような感情がわいてくるわけですね。これもそこそこにといったところでしょうか。)

⑨この選曲はどうなんだ。古典派、ロマン派、現代音楽何を目ざしているのかさっぱりわからん。うちの楽団の実力もわかってるのかなあ。まあ、選曲の難しさは、学生時代やったことがあるのでわかりますが・・・(結局、どこからかは不満が出る・・ハハ。) 
執行部だけできめないで、たまには意見ぐらい聞いてくださいよ。今までアンケート一つないんですけど。(最近、一度、アンケートがあった。ガス抜きですか?)


まあ、こんなことを演奏中に思っていないで、集中しろって話ですね・・・・。


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