戦後、戦前の教育は否定された反動か、最近は戦前は良かったという風潮が生じているようである。
私は完全に戦後の生まれであるが、昭和三十年代までは戦前の雰囲気が残っていたように思う。そこでの感じだが、確かに戦前の教育は、戦後言われるほど悪いものではなかったと感じている。
2014年10月27日月曜日
2014年10月17日金曜日
生きる哀しみ 七五三に想う
七五三の季節になると、思い出す風景がある。もう15年ほど前のことである。
上の男の子が七歳、下の女の子がちょうど五歳になったので、近くの神社に行った。
二人とも、着物である。特に下の女の子は、祖母が自分で選んだ五歳の子にはもったいない高額な着物である。私たちも一応、正装である。
お祓いをしてもらうために、手続きをして神殿に入ろうとした時に、神社に同じような女の子をつれたおばあちゃんがやって来るのが見えた。
おばあちゃんの服装は、家での普段着のままという感じで、子どもは着物ではあるが、背丈は合わせてあったが、決して高価なものでないことは一目で分かるものであった。
なぜおばあちゃんだけなんだろう
おばあちゃんは、女の子の両親に「七五三やらなあかんよ」と言ったけど「そんなもん、いいんでない」とか言われたのかなあ
それで、せめて自分だけは祝ってやろうと思い、量販店に売っている物を買ってきせてやったのかなあ・・・。
などと思いながら、神殿に入った。
お祓いが終わって、千歳飴などグッズが入った袋をそれぞれがもらい外に出ると、もう夕刻であった。
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